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糖尿病性口渇の理由と膵体尾部切除術との関係

生活習慣病のひとつである糖尿病は、通常であれば安定している血糖値、血中の糖分濃度が、常時、高い状態にある病気です。
食事から摂取した糖分は、膵臓で分泌されるインスリンと言うホルモンによってエネルギーとして有効活用されています。
しかしこのインスリンの分泌が減少してしまったり、インスリンがうまく働かなくなると糖分がエネルギーとして利用されなくなってしまうために、血中に溢れだしてしまい、糖尿病になってしまうと言うのが発症のメカニズムです。
糖尿病は症状が進行すると、腎症や網膜症、神経障害など、非常に重篤な合併症を引き起こす病気です。
ですから、初期症状と思しき症状が出てきた場合には、速やかに医療機関を受診することが求められます。
初期症状として最も多いのが、喉の渇き、口渇です。
糖尿病性口渇の理由はいくつかあります。

まずは血糖値を下げるために、尿と一緒に糖分を排出しようと言う動きが発生しやすくなるため尿量が多くなる、それによって体が水分を欲するようになると言う理由です。
また血液には、一定濃度を保とうとする働きがあり、その際には細胞の水分が利用されます。
血糖値が高いと、当然、血液の濃度も高くなり、細胞からは多量の水分が奪われるため、それによって口渇を覚えると言う理由もあります。
ところで、膵臓に腫瘍が見つかった場合などには、その部位によっては膵体尾部切除術が適用されることもあります。
先述した通り、膵臓は血糖値を下げるホルモンを分泌する役割を担っているため、膵体尾部切除術を行った場合、糖尿病になりやすくなる、またそれが悪化する心配をされる方もいるかもしれません。
ただ、膵臓を全摘出する手術に比べると、膵体尾部切除術の場合は、その可能性は、もともと重度の糖尿病を患っていたと言う場合を除いては、低いと言われています。