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糖尿病治療薬で寿命が延びる?

食べものを持っている女性

糖尿病は、国民の約20%が患者及び予備軍とされる国民病であり、自覚症状が乏しい事から放置される事の多い生活習慣病の一つです。
糖尿病は、インスリンの生成量の問題やインスリンの感受性の問題などにより、摂取し腸で変換されたブドウ糖を細胞が取り込め無くなる事で、高血糖が維持され代謝異常が生じる疾患です。
治療は、基本的に食事療法と運動療法、薬物療法の3つを組み合せ行われ、薬物療法にはメトホルミンやスルホニル尿素薬のトルブタミド、αグリコシダーゼ阻害薬のアカルボースなどが投与されています。
メトホルミンは、膵臓のランゲルハンス島β細胞に働き掛けるインスリン分泌促進薬とは異なり、インスリン分泌に関与しない膵外作用のビグアナイド系の血糖降下薬であり、肝臓での糖の生成が抑制する糖新生抑制作用と筋肉や脂肪組織など末梢での糖分の利用を促進する糖利用促進作用、小腸の糖分吸収を抑制する糖吸収抑制作用により、血糖値を降下させる作用を示します。

又、インスリンに対する感受性を高める作用がある事から、インスリン非依存型糖尿病である2型に有効な上に、乳酸アシドーシスの発現が少なく比較的安全性の高い治療薬として欧米では糖尿病2型の第一選択薬となっています。
メトホルミンは、細胞内に放出する有毒な酸素分子の数を増加させ、活性酸素の発生を促進する作用があります。
一般的に過剰な活性酸素は、強い酸化作用によりDNAや細胞を損傷させたり、脂質や蛋白質を変性させ、ガンや脳卒中、心臓病などの生活習慣病の発症原因の一因とされていますが、細胞内に放出される有害な酸素分子が少量である限り、長期にわたり細胞の頑健性を向上させ、細胞の寿命を延長する効果があります。
又、メトホルミンは、一部の癌や心疾患を抑制する効果がある事からも延命効果があるとされています。

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